ことし3月に予定していたロシアの宇宙船ソユーズの打ち上げが延期されることになり、
これに伴って5月末に日本人宇宙飛行士、星出彰彦さんが国際宇宙ステーションに向けて搭乗する
ソユーズの打ち上げも6月半ば以降にずれ込む見通しになりました。
これは、ロシアの宇宙開発関連の当局者の話として、インタファクス通信が27日、伝えたものです。
それによりますと、ことし3月30日に国際宇宙ステーションの交代要員を乗せて打ち上げる予定だった
宇宙船ソユーズの着陸用のカプセルが試験中に破損しました。新しいものに代えるには、
およそ50日間にわたる試験を改めて行う必要があり、さらに、発射基地での打ち上げ準備におよそ
40日かかるということで、打ち上げは4月後半から5月前半に延期されることになりました。
これに伴い、5月末に日本人宇宙飛行士、星出彰彦さんが搭乗する予定だったソユーズの打ち上げも
6月半ば以降にずれ込む見通しになりました。ロシアでは、去年8月にも物資を運ぶ無人輸送船プログレスの
打ち上げ失敗でソユーズによる要員の交代の日程が変更を余儀なくされ、宇宙に長期滞在していた日本人宇宙飛行士、
古川聡さんの地球への帰還が遅れました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120128/t10015604551000.html