年金支給額、4月分から0.3%引き下げ
去年1年間の全国の消費者物価指数は、家電製品が値下がりしたことなどから、3年連続の下落となりました。
これを受け、今年4月からの年金支給額は、0.3%の引き下げが決まりました。
これは、厚生労働省が27日、正式に決定したもので、
国民年金は月額で200円引き下げて6万5541円に、そして、
厚生年金は夫婦2人の標準世帯で月額で708円引き下げて23万940円になります。
減額は4月分の年金が支払われる6月から実施されます。
また、厚労省は、これに加えて10月分からさらに0.9%、支給額を引き下げる方針です。
これは、過去に物価が下落した際に年金額の引き下げが実施されなかったことで、
本来より2.5%高いままになっている「特例水準」を3年間かけて本来の水準に戻すためで、厚労省は近く関連法案を提出することにしています。
法案が成立すれば、10月分からの年金は現在よりも1.2%引き下げられることになります。(27日17:14)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4937956.html