連動型巨大地震:痕跡発見 紀伊半島沖の南海トラフで
2012年1月28日
和歌山・紀伊半島沖の南海トラフ沿いで、「連動型巨大地震」
を起こす断層を発見したと、東京大大気海洋研究所の朴進午・
准教授(海洋地質学)らの研究チームが27日発表した。この断層
は、東南海地震の震源域で見つかっている断層の西側に延び、総
延長は200キロ以上に及ぶ。チームは東海・東南海・南海の3地
震が同時発生したとされる1707年の宝永地震(マグニチュード=
M=8.6)でこの断層が大きく動き、大津波を引き起こしたと推定し
ている。
南海トラフでは、古文書に記された被害の状況から連動型巨大
地震が起きたと推測されてきたが、連動を裏付ける断層が見つかっ
たのは初めて。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-186812-storytopic-1.html