ターゲットはIE、Safari、Chrome、Firefoxの主要4ブラウザ。
HPとGoogleが高額の賞金を用意している。
米Hewlett−Packard(HP)傘下のセキュリティ企業TippingPointは、毎年恒例の
Webブラウザハッキングコンペ「Pwn2Own」を3月7〜9日の日程で開催すると発表
した。カナダのバンクーバーで開かれるセキュリティカンファレンスのCanSecWest
で実施する。今年のターゲットはMicrosoft Internet Explorer(IE)、Apple Safari、
Google Chrome、Mozilla Firefoxの主要4ブラウザ。パッチを完全適用した最新
バージョンが対象で、OSはWindowsまたはMac OS X Lionのいずれかが選べる。
参加者は得点制で評価され、未解決の脆弱性を実証すれば32ポイントの高得点を
マークできる。最終日までに最高得点を獲得した優勝者には6万ドル、2位入賞者に
は3万ドル、3位入賞者には1万5000ドルの賞金がそれぞれHPから授与される。
これとは別にGoogleも賞金を用意している。Chromeのみの脆弱性を突いてサンド
ボックスをかわし、コードを実行することができた参加者には1件につき2万ドルを贈呈。
Chromeの脆弱性とOSの脆弱性を組み合わせた場合には1万ドルを贈呈する。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1201/25/news073.html