津波:佐渡北方震源、県が予測 西ノ島・国賀港、M7.85で10.46メートル /島根
毎日新聞 2012年1月26日 地方版
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20120126ddlk32040635000c.html ◇美保関でも10メートル弱
県は25日、佐渡島(新潟県)の北方沖を震源とする地震を想定した
津波のシミュレーション結果を公表した。
マグニチュード(M)7・85の地震を想定した場合、
津波の最大水位は、西ノ島町浦郷の国賀港が最高で
10・46メートル。M8・01では、
隠岐の島町代の代海岸で13・35メートルに達した。
県は今後、シミュレーション結果を沿岸各市町村に通知する。
同日あった県地震被害想定調査検討委員会
(委員長、横田修一郎・島根大教授)に示され、了承された。
これまでの議論からシミュレーションは、最も大きな津波が予測される
佐渡北方沖の断層が長さ131・1キロメートルに渡ってずれる
M7・85の地震を基に計算した。
同じ断層が長さ222・7キロに渡りずれるM8・01の地震は
参考値とした。
その結果、各市町村に津波の第1波が到達するまでの時間は、
M7・85で74〜146分、M8・01のケースは71〜246分だった。
津波の高さもM7・85で松江市美保関町七類の堂戸灘が
9・93メートル、
益田市、浜田市など県西部でも2メートル後半から3メートル前半の高さに達した。