【韓国】済州島の世界7大自然選定に不正疑惑「電話投票を1億回」「電話料金14億7000万円」

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済州島の世界7大自然選定に不正疑惑「電話投票を1億回」=韓国


昨年12月22日、韓国の済州島がスイスのニュー・セブン・ワンダーズ財団(New7Wonders)が選ぶ
「世界7大自然景観」に最終確定した。済州島の選定について、韓国では正体不明の主管財団や
選定過程に対する疑惑が続出している。複数の韓国メディアが26日、報じた。

韓国放送局KBSの「追跡60分」では25日、世界7大自然景観の選定とニュー・セブン・ワンダーズ財団
について取り上げた。番組では、選定過程で重複投票が許されたことや、候補地の得票数が公開されて
いないことなどを挙げ、信頼性に関して疑問を呈した。

また済州島得票数の相当部分が公務員らの電話投票によるもので、昨年9月末時点で1億回以上が
かけられており、その料金が210億ウォン(約14億7000万円)に達すると報告した資料を入手したと伝えた。

昨年9月発表の最終候補地28カ所に選ばれたインドネシアのコモド公園が、財団側から世界7大自然景観
の発表式の開催費用として3500万ドル(約27億円)を求められたことがあると紹介し、済州島も莫大な費用
を投じた可能性があると指摘した。

さらに番組の取材陣が、スイスのニュー・セブン・ワンダーズ財団の本部を訪れたところ、そこは財団創設者
の母が運営する博物館だったという。財団について現地で聞くと知る人もいなく、ドイツにあるという事務所
も存在しないことが明らかになった。

済州環境運動連合など複数の市民団体からは「明らかに詐欺だ」との声が挙がっているという。済州道側が
「正体不明」の機関が行うイベントに参加し、数百億ウォン分の電話料金を使ったことに対して、監査院の
捜査が必要だと訴えている。(編集担当:永井武)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120127-00000006-scn-kr