元ダイエー大越監督、石巻工と対戦熱望/センバツ
第84回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が27日、
大阪市の毎日新聞大阪本社で開かれ、中国地区は鳥取城北、倉敷商(岡山)早鞆(山口)の3校が選出。
早鞆を率いる大越監督は、1989年夏の甲子園大会の準優勝投手。
プロ野球のダイエー(現ソフトバンク)では俊足、好守の外野手として存在感を示した。
プロで野手転向も経験し、どん底からはい上がった苦労人は、
ドラフト1位投手のプライドを捨てた猛練習で、技術だけでなく「人間力」も身につけたという。
そんな監督を宮崎主将は「私生活は野球に結び付くと言われる。
怒る時、褒める時のめりはりがしっかりしている」と慕う。
監督の出身地、宮城県七ケ浜町は昨年の震災で変わり果てた。
本番に向け、同監督は「石巻工と対戦したい。背負っているものが代表の中で一番だと思う」。
被災から立ち上がろうとする東北の姿を、教え子たちのお手本とするつもりだ。(共同)
http://www.sanspo.com/high-baseball/news/120127/hga1201271933013-n1.htm