小豆島オリーブ牛を使った給食の試食会が25日、
土庄町内に10ある幼稚園や小中学校であり、子どもたちが郷土のブランド牛を味わった。
給食試食会は、オリーブ牛の普及・啓発と地産地消の一環。
おいしさを子どもたちに知ってもらおうと、町教委が小豆島オリーブ牛研究会(石井正樹会長、6農家)の助成を受け、
町内の3幼稚園、5小学校、2中学校の子どもたち約1300人を対象に実施した。
同町伊喜末の四海小学校(佐々木育夫校長67人)では、
生産者や岡田好平町長らが3、4年生の児童14人とともに給食を囲んだ。
献立は、オリーブ牛となかよし野菜のゴマみそ味、食べて菜のお浸し、イチゴで、児童らはおいしそうに平らげていた。
3年の山口真央さん(9)は「柔らかくておいしかった。とろけそうだった」と笑顔で話していた。
一方、子どもたちと一緒に試食した、卒業生でもある生産者の石井正樹さん(62)=同町滝宮=は
「和牛の中で一番おいしい肉だと思っている。オリーブ牛の味や柔らかな肉質といった特徴を知ってほしい。
給食ではなかなか食べられないが、がんばって地産地消につなげたい」と話していた。
小豆島オリーブ牛は、小豆島で育てた黒毛和牛で出荷前の2カ月以上、
1日に約200グラムの小豆島産のオリーブの搾りかす飼料を与えたオリジナルブランド牛。
小豆島では年間130頭が生産されている。【秋長律子】
http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20120127ddlk37100601000c.html