Twitter、政府要請のツイート削除を国家限定に
これまで、国家政府による法の下の要請でツイートを削除する場合、そのツイートは全世界で表示されなくなっていたが、同日から当該国以外では表示できるようにした。
米Twitterは1月26日(現地時間)、国家政府当局による合法的な要請を受けてのツイート削除方法を変更したと発表した。
要請された国内でのみ非表示にし、他の地域では残せるようにした。従来は全世界で削除されていた。
同社はほぼ1年前の2011年1月28日、Twitterを連絡手段にしたエジプトでの反政府デモが多発する中で、ユーザーを極力守る姿勢を表明する「The Tweets Must Flow」と題するブログを公開した。
その中で同社は、法の下の要請によりツイートを削除、情報を提供しなければならなくなった場合は、対象となるユーザーに事前に通知していると説明した。
今回、ツイートを削除する場合の事前通知の方法も改善したという。
また、オンラインの表現の自由を守る目的で電子フロンティア財団(EFF)などが支援するWebサイト「Chilling Effects」に、Twitterに関する告知を一覧できるページを開設した。
Twitterに対する要請が、要請元と日付とともに一覧できる。現在リストにあるのはほとんどが著作権侵害を理由とする削除要請だ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/27/news021.html