ペアを組んで2試合目の錦織、クルム伊達組は、
ダブルス巧者のイタリアペアの前に敗退。
ジュースとなった直後に得点した方がゲームを取るという
混合ダブルス特有のルールで、
5度のジュース後のポイントを1度しか取れず、
勝負所で競り負けた。
「チャンスはあったが、2人ともうまかった」と錦織。
クルム伊達は「相手が経験豊富でスキがなかった」と完敗を認めたが、
落ち込んだ様子はない。「彼(錦織)にとって明日がどれだけ重要か分かっている。
今日の試合は棄権しても良かった」
錦織は25日、1995年ウィンブルドン選手権の松岡修造以来、
日本男子として17年ぶりの四大大会準々決勝の舞台に立つ。
猛暑の中で既に6試合をこなし、「疲れはなくはない」と正直に話すが、
「昔の自分なら次の日は動けなかったけど、力強くなったと思う」。専属トレーナーの下、
オフのトレーニングで体脂肪を10%に絞りつつ、体重は2キロ増やした。
氷風呂で火照った体を冷ますなど、体調管理にも余念がない。
マリーとは昨年10月に初対戦し、3―6、0―6で完敗した。「トップ4の選手は別のレベルにいる」と警戒するが、
「ナダルやフェデラーと戦うよりはラリーは続く。簡単なミスをしないことが先決だが、
調子が上がってきたらどんどん攻めていきたい」。22歳の快進撃はどこまで続くか。(三室学)
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