十鉄が国交省に鉄道事業廃止届
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2012/20120124214003.asp 3月末で鉄道事業から撤退する十和田観光電鉄(本社・十和田市)は
24日、国土交通省に鉄道事業廃止届を提出した。即日受理され、十鉄線の廃止が正式に決まった。
鉄道廃止は、鉄道事業法により1年前までの届け出が必要。
十鉄は廃止予定日を2013年1月31日としたが、
同法の規定で鉄道利用者の利便性が確保されていれば、廃止日を繰り上げることもできる。
実際は今年4月からバス運行に切り替わるため、十鉄は4月1日から廃止予定日までの鉄道休止届も合わせて提出した。
ただ、国交省が同社からバスダイヤなどについて意見を聞き、廃止予定日の繰り上げが可能と判断すれば、最短で廃止が4月1日まで早まる。
十鉄は国の補助を受けて施設整備事業を実施しており、鉄道廃止に伴い補助金を返還しなければならない可能性もある。
同省東北運輸局鉄道部の担当者は「耐用年数にもよるが、補助金で整備した資産を売却した場合、
売却額のうち国の補助割合分を返還してもらうことになる」と話した。
該当する設備などの詳細は今後、助成団体の鉄道・運輸機構と十鉄が協議するという。
代替バスについて十鉄は近く、国交省に路線新設を申請する方針で、約1カ月ほどで認可される見込み。