博多大丸が障害者の絵を紙袋に採用 「だんだんバッグ」作製
福岡市・天神の百貨店博多大丸は、商品を入れる紙袋の図柄に、知的障害がある同市南区の井上由美さん(31)の絵を採用、23日から使用を始めた。
障害者の絵をプリントした段ボール「だんだんボックス」を販売して自立につなげる活動から生まれた新たな試みで、「だんだんバッグ」と命名。約3万8千枚が作製された。
大学教授や建築家らでつくる「だんだんボックス委員会」と博多大丸が共同で企画。市内4カ所の障害者施設で絵画などの創作に取り組んでいる人たちの作品55点から、
城南区の障害福祉サービス事業所「葦(あし)の家」に通う井上さんの作品が選ばれた。大丸側から、委員会を通じて井上さんにデザインの使用料が支払われるという。
採用作品は、花柄のワンピースを着たおしゃれな女の子の絵。マーカーを使い、タイツの細かい模様にもこだわったという。
紙袋は緑と薄い茶色の色使いだが、原画はピンクやオレンジなどの明るい色彩が特徴だ。
8年前から絵を描き始めたという井上さん。水彩絵の具やマーカーを使って動物や花などを描くことが大好きで、
採用された絵は完成まで約1カ月かけたという。井上さんは「どんどん絵を描いてコンクールにも出品したい」と意欲を見せた。
井上さんの作品をはじめ、応募作品全55点は2月5日まで、大丸東館エルガーラ5階で展示されている。博多大丸=092(712)8181。
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