九州電力は23日、発電所に新しい設備をつくる際に義務づけられている国への届け出をしていない例が、2発電所で計3件あったと発表した。23日付で国に報告して注意を受けた。2発電所とも運転は続けており、電力供給への影響はないという。
九電の説明によると、長崎県松浦市の松浦発電所(石炭火力、出力70万キロワット)で、石炭の燃えかすの粉じんを抑える散水装置を1995年に設置したのに、電気事業法できめられた届け出を怠った。
熊本県苓北(れいほく)町の苓北発電所(石炭火力、1、2号機で計140万キロワット)でも2003年に散水装置、06年に燃えかすを運ぶベルトコンベヤーを設置したが、届けなかった。
http://www.asahi.com/national/update/0123/SEB201201230034.html