【ソウル=加藤達也】力強い口調で金正日総書記の動静や重要報道を読み上げてきた北朝鮮・朝鮮中央テレビの看板女性アナウンサー、リ・チュンヒさん(68)が中国中央テレビのインタビューに応じ、後進育成のためニュースへの出演を減らしていることを明らかにした。
ラヂオプレス(RP)が23日、同日の中国中央テレビの内容として伝えた。
リ氏はインタビューの中で、「私がニュースを伝える時間は少なくなった。若い同僚はとてもきれいで、彼女たちはとても若い。(ニュース)画面には確かにきれいで若い人が必要だ」と話した。
中国中央テレビは北京時間の23日午前11時(日本時間正午)から世界各地の春節(旧正月)の様子を伝える特別番組を放送。インタビューはこの中で平壌特派員の取材で伝えられた。
リ氏は昨年10月19日の放送を最後に番組出演を休み、動静が注目されたが、12月19日正午の金総書記急死を伝えるニュースで2カ月ぶりに再登場した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120123-00000579-san-int