小川敏夫法相は23日、朝日新聞など報道各社のインタビューで「死刑の執行方法や確定死刑囚の処遇の問題について議論したい」と述べた。
法相就任後、2010年7月を最後に執行がない状態が続いている死刑について「執行する」と明言しており、死刑制度の存続を前提に新たに議論を進める考えを示した。
省内には千葉景子元法相が10年に制度存廃の議論のために設けた勉強会があるが、小川法相は「別にやることが大切」と説明。現在の勉強会については「会を重ねて同じことを聞くのは効率的でない」として、これまでの内容をまとめたうえで続けるかどうか判断するという。
また、避けられる傾向があった国会中の死刑執行については「国会中に(執行のことを)質問されるのが嫌だとは考えていない。逃げるつもりはない」と述べ、国会中でも執行する考えを示唆した。
http://www.asahi.com/national/update/0123/TKY201201230341.html