インターネットの会員制交流サイト「ミクシィ」の機能を悪用し、覚せい剤を売買していたとして、
愛知県警薬物銃器対策課、サイバー犯罪対策室と岡崎署は、覚せい剤取締法違反(営利目的譲渡)の疑いで、
東京都台東区の40代の男を逮捕したことが分かった。
捜査関係者によると、男は2010年12月、ミクシィ上に共通の趣味を持つ人らが情報交換できるコミュニティー「元祖スノーランド」を開設。
覚せい剤を示す隠語「アイス」を連想させる「雪だるま」の絵文字を使い、販売をほのめかす書き込みをした。
書き込みを見て購入を希望したメンバーは、男と非公開のメッセージをやりとりし、連絡先を交換。
携帯電話で代金の振込先や住所などを連絡、売買していたという。
家宅捜索で携帯電話や売上帳などを押収。客は全国に100人近くおり、そのほとんどがサラリーマンや主婦で、
県警は1千万円以上の売り上げがあったとみている。コミュニティーは閉鎖されている。
男は、昨年11月中旬、岐阜県の40代の男性に覚せい剤0・5グラムを2万円で販売した容疑で17日に逮捕された。
県警は、覚せい剤の入手経路など詳しく調べている。
(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012012390091006.html