プレミアム付き地域通貨:1割お得も販売不振 活性化へ発行4回目−−高島市 /滋賀
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120122-00000151-mailo-l25 ◇「500万円を助成、購入を」
高島市商工会が昨年11月に売り出した1割お得のプレミアム付き地域通貨「アイカ」が販売不振だ。
プレミアム付き発行は4回目だが、今も大量に売れ残る。
1割増し分総額500万円を助成する市は「せっかく予算化したのでぜひ買い求めて地元で使い、活性化の一助に」と話している。
市商工会は1000アイカ(1000円として通用)11枚1セットを1万円で発売。
過去の人気から1人3セットまでを5セットまでに引き上げ、5000セットを用意したが、今月13日時点で3660セットと7割強にとどまる。
09年5月の2割お得アイカ(1000アイカ6枚5000円)5000セットや同年12月の同(12枚1万円)2500セットはすぐ完売。
10年8月の1割お得券(11枚1万円)2500セットは同月、約3分の1が残ったが暮れに持ち越して完売している。
通常アイカと異なりプレミアム付きは使用期限があり、今回は4月末まで同市内約1200店(事業所)で。
消費者の購入だけで1回しか使えない商品券と異なり、地域通貨回転による経済効果を狙う。
再使用されれば、それだけ波及効果が生まれることになり、市商工会は5回程度の流通を期待している。
大量の売れ残りに市商工会は「今回は東日本大震災復興支援と銘打ち、アイカを事業所が最後に換金する際に1%を寄付してもらい被災地へ贈る予定だ。
早く売れてほしい」と願う。
販売は市商工会本所(安曇川町)と同北部センター(今津町)など。
問い合わせは本所(0740・32・1580)。【塚原和俊】