長野市で昨年11月に少女2人が死傷したひき逃げ事件で長野地検は21日、同市の無職少年(19)を殺人罪などで長野地裁に起訴した。
地検は「死亡させるかもしれないとわかりながら引きずった」と判断した。
地検は少年を殺人容疑で長野家裁に送致。家裁は今月13日、「引きずりを認識したとまで断定できない」として、自動車運転過失致死傷などの非行内容で検察官送致(逆送)していた。
起訴状などによると、少年は昨年11月5日未明、長野市の市道で軽乗用車を酒気帯び運転し、同市富竹、徳竹優菜さん(当時17歳)と友人の女性(17)をはねて逃走。
徳竹さんを車底部で引きずって約400メートル走行し、頭蓋(ずがい)内損傷で殺害したとしている。
小池充夫・長野地検次席検事は「徳竹さんをはねた後に車に巻き込んだことを十分認識していた」とのコメントを出した。【小田中大】
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