昨年、過去9番目の暖かさ=温室効果ガス排出で上昇続く−NASA
米航空宇宙局(NASA)は19日、2011年の世界平均気温は1880年の
観測開始以来、9番目の暖かさだったと発表した。NASAは「過去数年間、
太陽の活動が低下しているにもかかわらず、気温上昇が続いている」と指摘。
温室効果ガス排出による地球温暖化を懸念している。
NASAの「ゴダード宇宙研究所」(ニューヨーク)によると、過去に気温の高かった
上位の10年は1998年を除き、いずれも2000年以降の年が占めていた。
11年の地球の平均気温は20世紀半ばより0.51度高い。
温室効果ガスは地表から放射される赤外線を吸収し、温室のように気温を
上昇させる。NASAは「1970年代後半から温室効果ガス排出による
温度上昇は顕著になった」と指摘。「長期的に温度上昇傾向が続く」としている。
(2012/01/20-14:27)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012012000555