【こぼれ話】「アーティスト」上映で、「声が出ない。料金返せ」=英リバプール
【ロンドン18日AFP時事】英国のリバプールの映画館で、米ゴールデングローブ賞で3冠となり、アカデミー賞の最有力候補といわれている
白黒のサイレント映画「アーティスト」を見た観客の一部が声が出ないことにクレームをつけ、入場料が払い戻されていたことが分かった。
リバプールの映画館で上映された同作品を見た人の一部から、声が出ないしスクリーンも小さいとのクレームがついた。
同映画館はAFP通信に対して、同作品が無声映画だと知らなかった一部の人に入場料を払い戻したことを明らかにし、「上映開始10分以内に係員に懸念を訴えた人には料金をお返しした」と語った。
デーリー・テレグラフ紙の取材に対して、25歳の女性は「映画館の切符売り場で係員にサイレント映画だということを知っているかとくどいほど確認された。
なぜそんなことを聞くのと尋ねると、無声映画だと知らずに入って料金の払い戻しを請求する人がいるからだと言われた。笑っちゃったわ」と話している。
「アーティスト」は、トーキーの登場で没落するサイレント映画のスター男優を新時代の新人女優との恋を絡めて描いたもので、無声の白黒映像で製作され、同時代と同じ小型のスクリーンで上映されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120119-00000047-jij-ent