1億2500万円相当、JTB商品券だまし取る 元BMW社員の女を詐欺容疑で逮捕
大手旅行会社「JTB」子会社の「JTB首都圏」(東京都品川区)から1億2500万円相当の商品券をだまし取ったとして、
警視庁捜査2課は16日、詐欺の疑いで、東京都目黒区東が丘、独自動車メーカー「BMW」日本法人元社員、
木村八千代容疑者(48)を逮捕した。
同課によると、木村容疑者は、平成16〜23年、同様の手口で計約25億6千万円分の商品券を
旅行会社からだまし取っていたとみられる。調べに対し、容疑を認めている。
逮捕容疑は昨年2月、退社したBMWの社員を装ってJTB首都圏の担当者に嘘の注文を携帯メールで送信し、
6回にわたり商品券計2万5千枚(額面総額計1億2500万円)をだまし取ったとしている。
木村容疑者は22年末の退職前からBMWが営業担当者に報償として配っていた商品券の発注業務を担当し、
前月より多めに発注した商品券を金券ショップで換金していた。
換金分はJTBへの前月分の支払いにあてる自転車操業的な手法で発覚を免れており、
逮捕容疑の1億2500万円以外の代金は支払われていた。残りは、私的なカードの支払いなどに充てていたという。
今年3月の東日本大震災でBMWが営業を一時停止し、JTB側が代金の確認をしたところ、不正が発覚した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120116/crm12011619130012-n1.htm