「あれ?このマンションに住んでる子供だけ異様に被曝量高い」→新築マンションのコンクリから放射能

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福島 新築マンションで高放射線量 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120115/k10015282731000.html

去年7月に新築された福島県二本松市の賃貸マンションの室内で、1時間当たり1マイクロシーベルトを
超える放射線量が測定されました。二本松市や国は計画的避難区域に指定された浪江町の砕石場の
石が床のコンクリートに使われたことが原因とみて詳しく調べています。

このマンションは、福島県二本松市にある鉄筋コンクリート造の3階建ての賃貸マンションで、去年7月に
完成し、12世帯が入居しています。二本松市が高校生以下の子どもを対象に行っている積算の
放射線量の調査で、このマンションに住んでいる子どもの値が3か月間で最大で1.62ミリシーベルトと
高かかったことから、先月、室内を詳しく調査しました。その結果、1階の室内の床上1メートルの高さで、
1時間当たり最大で1.24マイクロシーベルトと、付近の屋外の2倍近くの高い放射線量が測定され、
原発事故で出たセシウムによるものと確認されました。

このマンションでは去年4月に行われた1階の床の工事の際、計画的避難区域に指定された浪江町の
砕石場の石がコンクリートに使われたということです。
この砕石場では原発事故のあとも一部の石が屋外に放置されていたということで、二本松市は石が
原発事故でセシウムに汚染されたことが原因ではないかとみて県や国とともに調査を進めています。
二本松市は、このマンションの1階の住民に対し、引っ越してもらう方向で協議することにしているほか、
2階と3階の住民からも意向を聞くことにしています。

マンションに使われた砕石を出荷した福島県浪江町の砕石場を経営する会社の社長はNHKの取材に対し、
「震災後の去年3月下旬から営業を再開し、計画的避難区域に指定された4月下旬までのおよそ1か月間に、
主に災害復旧用に福島県内の土木会社を中心におよそ20社にすでに砕石してあった2900立方メートル
ほどを出荷した。このうち県内の生コン会社に出荷したものがマンションの建設に使われたと聞いている。
砕石の多くは簡易式の屋根のついた場所で保管していたが、一部は野ざらしになっていたものもあった。
結果的に迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ちだ」と話しています。