流氷観光シーズンを前に、今季の運航が20日から始まる網走の流氷観光砕氷船「おーろら」(491トン)と
「おーろら2」(489トン)が11日朝、整備していた釧路港から網走港に戻った。
夏に知床観光船として運航した2隻は、昨年10月下旬から釧路市内のドックで点検と整備を受けていた。
この日は午前中に2隻が到着。道の駅・流氷街道網走の発着ターミナルでは、乗降用タラップの設置などの運航準備が進められた。
船を運航する道東観光開発(網走市)によると、昨年末現在の予約状況は、前年同期比約14%減の約20万1千人。
同社は「台湾や香港など外国人客の予約はほぼ例年並み。大震災の影響はあまり見られない」としたうえで、
「近年の流氷の離岸が早いことへの懸念から3月の予約が少ない。今年は流氷が長く接岸してくれるよう期待したい」と話す。
紋別市の流氷砕氷船ガリンコ号2も20日に冬の運航を開始する。(大沢祥子)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/343127.html