和歌山県太地町太地の町立くじらの博物館は11日から、
全身が真っ白なナマコを館内の海洋水族館マリナリュウムで展示している。
突然変異で体に色素を持たないアルビノ(白化)とみられ、「新年から縁起がよい」と話題を集めている。
同日、串本町田原のナマコ漁で捕獲され、那智勝浦町浦神の食品加工会社が
買い付けたナマコの中に交じっていた。それを博物館が譲り受けた。
体長約15センチ。海洋水族館では小水槽で普通の赤っぽい色のナマコと一緒に展示している。
紅白がそろい、来場者は「正月からめでたい」と喜んでいる。
博物館によると、アルビノで見つかったのはナマコの仲間のマナマコ。
生息場所により体色が異なる種で、赤が多く、黒や青もある。
アルビノはまれに漁獲されることがあり、瀬戸内海などでは
「縁起がよい」「幸せを呼ぶ」と珍重されているという。
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