会議欠席でも日当…福岡県、行政委員報酬検証へ
今年度、月額制から日額制に変更された福岡県の行政委員の報酬が会議を欠席した場合や開催されなかった場合も支払われている問題で、
小川洋知事は11日の定例記者会見で、「1年間運用した後、現実に即しているか検証する」と述べ、
4月以降に制度の見直しも含めて検証する考えを示した。
小川知事は「過去の勤務実態を踏まえた合理的な制度」と強調する一方で、
「導入から1年たって、県民に分かりにくい制度かどうかも含めて検討する」とした。
同報酬を巡っては、選挙管理、労働、収用、海区漁業調整、内水面漁場管理の各委員会で日額制に変更された。
同県では会議に1日出席すれば3日分の日当が支払われるなど「標準処理日数」という独自の制度を設けており、
海区委と内水面委では、会議への欠席委員に日当が支払われたり、公務がなかった月にも日当が支給されたりしている。
今年度上半期(4〜9月)の報酬総額は、前年度同期比で約1割減にとどまっている。
http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20120112-OYT8T00264.htm