“有機EL照明” 開発本格化
LEDに次ぐ次世代の照明として注目される「有機EL照明」について、
メーカー各社は今後、
市場の拡大が期待できるとして、量産に向け開発を本格化させています。
「有機EL照明」は、電圧をかけると有機化合物が光る仕組みを活用したもので、
薄くて軽いうえ、今後改良が進めば消費電力を低く抑えられるとして、
各社が開発を進めています。このうち、パイオニアは三菱化学と
共同で研究や開発を進めていて、すでに赤や青などさまざまな色に光る
有機ELパネルを製品化し、2年後をめどに量産したいとしています。
また、パナソニックは、ことし中に有機EL照明を商品化して発売を始め、
3年後には関連する事業で150億円以上の売り上げを目指したいとしています。
このほか、「コニカミノルタホールディングス」や「NECライティング」
なども有機EL照明の開発を進めていて、メーカー各社は、生産コストを抑え、
より効率的に光るようにして本格的な普及につなげたいとしています。
メーカーの担当者は「将来的には曲げるなど形を自由にすることが
できるようになるので、薄さを生かして、いろいろな照明器具に
組み込んで商品化したい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120107/k10015116731000.html