押収資料などから、パソコンは北朝鮮の政権直轄組織「朝鮮コンピューターセンター(KCC)」へ納品されたとみており、捜査本部は取引の実態解明を進める。
捜査関係者によると、名古屋市の貿易会社経営で朝鮮籍の李文良被告(61)(別の不正輸出事件で起訴)、東京都台東区の貿易会社役員、森野馨容疑者(44)ら。
3人は共謀して2010年7月と12月、中国・瀋陽やソウル向けと偽り、パソコン計710台を横浜港から輸出した疑い。李被告は容疑を否認しているという。
韓国の捜査当局などによると、KCCは平壌市内にある内閣直属のIT(情報技術)研究機関。英才教育を受けた若者をハッカーとして養成し、
日本など他国へのサイバー攻撃のシミュレーションを行っていると指摘される。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120111-OYT1T00787.htm