豊胸バッグ「除去」勧告=破れる恐れ、日本でも販売−仏
フランスの企業が製造していたシリコーン入りの豊胸バッグが体内で破れる恐れがあるとして、
仏保健省は23日、除去手術を受けるよう勧告した。
対象は仏国内だけで約3万人に上るとみられるが、AFP通信によれば、日本を含む65カ国以上で販売されていたという。
問題のバッグは、昨年倒産し清算手続き中のポリ・アンプラン・プロテーズ(PIP)社が製造。
医療用でない工業用シリコーンを使い、発がん性を指摘する声も出ていた。
保健省は声明で、このバッグを使用した女性が「他の女性と比べ発がんリスクが高いわけではない」としながらも、
体内で破れて炎症を起こす恐れがあるため、予防措置として除去を勧告した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011122300407