2011年11月12日、米ニューヨーク・タイムズ紙は、海外有名ブランドにつけられた中国語名に注目。
その興味深い名付け方について特集記事を掲載した。14日付で環球網が伝えた。以下はその要約。
一日の仕事が終わると「忍耐と抑制」の運動靴を履き、「宝物のように貴重な馬」という名の車に乗ると、「おいしくて
楽しくなる」飲料水を飲む。これを英語と中国語で表記すると、「Nike=耐克(ナイクー)を履いて、BMW=宝馬(バオマー)
に乗り、Coca−Cola=可口可楽(クーコウクールー)を飲む」となる。中国人の名前に対するこだわりは、世界でも他に類を
見ないほど強い。中国市場に進出する外国企業にとって、商品の中国語名は成功のカギを握っているといえるほど重要なものだ。
まずは本来の発音に近い中国語のなかから、ふさわしい意味を持つ漢字、縁起が良い漢字や美しい意味を持つ漢字を当てる
やり方がある。洗剤のTide(タイド)は汰漬(タイズー)だが、その意味は「汚れを落とす」だ。Reebok(リーボック)は
鋭歩(ルイブー)、歯磨きのColgate(コルゲート)は高露潔(ガオルージエ)に。あるいは、中国では名前に使用しない
漢字をあえて使うことで、海外ブランドであることを消費者にわからせるやり方も。Hilton(ヒルトン)の希爾頓(シーアルトン)
やRolls−Royce(ロールス・ロイス)の労斯莱斯(ラオスーライスー)が良い例だ。
反対に、良くない意味を持つ言葉と同じ発音の漢字は絶対に使用してはいけない。たとえばBingは病(ビン)を連想させるため、
同音漢字は使えない。米の家庭用洗剤、Mr.Muscle(ミスター・マッスル)は直訳すると肌肉(=筋肉)先生だが、肌肉(ジーロウ)の
発音は鶏肉と同じため、威猛先生(ウエイメン・シエンション)になったという。(翻訳・編集/本郷)
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