トルコ 上海協力機構への参加申請を提出
トルコは、上海協力機構のパートナー国となるための公式申請を行った。ロシア紙「コメルサント」
が上海協力機構の情報筋として21日伝えたところによれば、アメリカも上海協力機構との協力の
形について協議を行っているという。
コメルサント紙によれば、トルコは4月、北京にある上海協力機構の事務局に申請を行っていたと
いうことで、現在非公式の協議と意見交換を行っているという。
またトルコの外交筋がコメルサント紙に語ったところによれば、「ロシアと中国は、自らの政治的経
済的な影響力により、上海協力機構を効果的な機構へと引き上げた。モンゴル、インド、パキスタン、
イランがオブザーバー国となり、スリランカとベラルーシが対話パートナー国となっていることを考慮
すれば、いまや上海協力機構はユーラシアでも最大の機構のひとつといえる。」という。
アメリカ国務省筋も、「アメリカはいままで上海協力機構の力を過小評価していた。」と語っており、「
ロシアと中国がこの10年間で、上海協力機構という明確なコンセプトと大きな影響力をもった機構を
作り上げたことは驚くべきことだ。もちろん、参加国の価値観はまちまちで、この点でNATOとは違っ
ている。しかしこれは大変興味深い協力の形であり、アメリカとしてもより組織について知りたいと考
えている。」としている。
トルコの申請は次回の上海協力機構サミットで承認される可能性もある。上海協力機構にはロシア、
中国、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタンが参加している。
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