■「1ドル=73円台」に現実味!ニッポン経済“崩壊”前夜
一体どこまで上がるのか。“ハイパー円高”が日本を襲っている。
21日のニューヨーク外国為替市場の円相場で一時1ドル=75円78銭まで急騰し、
8月19日に付けた75円95銭の戦後最高値を約2カ月ぶりに更新した。
市場では「73円台」の観測も流れる。これじゃ日本の輸出関連企業はメタメタだ。
円を一気に急上昇させた理由は、
(1)欧州各国の債務問題への警戒感
(2)景気が低迷する米国で追加緩和観測が高まった−のが大きな要因。
一方で、26日のユーロ圏の首脳会議で欧州危機に対する包括策が最終合意に達するとの期待を材料に
ドルを売る動きが加速、債務問題を抱える対ユーロでなく、対ドルで円が上昇した。
「ユーロ各国の合意が難しく、市場の失望感が高まっている。
米国の緩和を先取りしドル売り円買いが進んだ」。野村証券の木内登英チーフエコノミストはこう指摘する。
第一生命経済研究所の永浜利広主席エコノミストも
「経常黒字国の日本の円が消去法的に買われている」と分析する。
http://www.zakzak.co.jp/economy/investment/news/20111022/inv1110221434003-n1.htm