結果としてプラスジェイも含め多くの売れ残りを出し、セールで処分せざるを得なくなる。
これが8年ぶりの減収の最大の要因だ。今年初めからは品番を絞ってベーシックに回帰。
ファッション性の高い衣料は、低価格の別ブランド「ジーユー」で展開することとした。
柳井正会長兼社長はユニクロで「アジアのチャンピオンを目指す」と公言している。
米GAPや、欧州のH&MやZARAといった強豪に対抗し、今後は東南アジアでの出店を加速する。
将来的には収益源を日本ではなく、海外に求める意向だが、20年8月期には国内でも売り上げ1兆円が目標だ。
柳井氏は「日本企業であることにこだわり、本社を海外移転するつもりはない」と話しており、国内市場のてこ入れは急務だ。
ただ、現時点で巻き返しに向けた道筋は見えてこない。
東レと共同開発した秋冬向け高機能肌着「ヒートテック」の今期販売目標は、国内外で前年比25%増の1億枚。
03年の発売以来、約2億枚を売ったヒット商品で、男性用で消臭効果を高めるなど機能は進化したが、
「毎年買い替える商品でもなく、目標は高すぎる」(大手スーパー幹部)との指摘がある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110908-00000000-fsi-bus_all