WikiLeaksで情報漏洩発覚:外交公電の全データがオンラインで閲覧可能に
TEXT BY Kim Zetter and Kevin Poulsen / TRANSLATION BY GMOスピード翻訳/鈴木真一
2011年9月6日
WikiLeaksが保有する未公開の外交公電がどのように流出したか、その過程を追う
保有する外交公電のコントロールが効かなくなるのは、ここ1年で2度目だ。
WikiLeaksは未編集のアメリカ外交公電を25万件所有していたが、そのファイルがリークされ、
インターネットに流出していることが明らかとなった。
未編集の外交公電は、「cable.csy」という名の1.73ギガバイトのファイルに収められ、パスワードでロックされている。
ドイツの新聞Der Freitagの編集者であるステファン・クラフトによると、このファイルはインターネット上で流通しているという。
このファイルを発見し、パスワードも容易に入手できたと、同紙にて述べている。
昨秋以来、WikiLeaksは外交公電を少しずつ公表しているが、今回の文書は生データであり未編集である点が異なる。
公的文書では抹消されているはずの情報提供者の氏名や、諜報機関と思われる名前も含まれている。
Der Freitag紙によると、今回の文書には
イスラエル、ヨルダン、イラン、アフガニスタンのエージェントと思われる名が含まれているという。
また、イラン政府や諜報機関など、関係者の名前が既に明らかになっている可能性があり、
暗号が解読され情報提供者の名前も暴露されているかもしれない、とも述べている。
WIRED JAPANESE EDITION
http://wired.jp/2011/09/06/wikileaksで情報漏洩発覚_全ての外交公電が閲覧可能/ (→
http://mcaf.ee/epl07 )