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不適切ツイッターで、女性管制官がツアー参加者募集
航空機の飛行状況をレーダーで管理する国土交通省東京航空交通管制部(埼玉県所沢市)の40代の女性航空管制官が、
短文投稿サイト「ツイッター」で、通常は立ち入れない同施設の見学ツアー参加者を募集、ツアーを実施していたことが27日分かった。
業務中の管制運用室に案内し、傍受専用の管制卓で受話器型の機器に触れさせ、交信まで聞かせていた。
管制官は今月上旬、ツイッター上でイベント告知や出欠確認ができるサービスに「東京航空交通ムニャムニャ見学ツアーです。
めったに入れないホニャララ室にもご案内します」と書き込み。休暇を取っていた10日の午後3時から、大学生ら8人を管制運用室などに引率。
当時は通常業務中だったが、見学要綱に反して傍受専用の管制卓で受話器型の機器に触れさせ、交信を聞かせていた。
ツイッター上のやりとりの中には「ムニャムニャ見学ありがとうございました。次回の食券乱用を楽しみにしています」と、
“職権乱用”に感謝する参加者の書き込みもあった。
施設内の見学はこれまでも無料で行われており、国交省は「教育機関などの団体から申請があった場合、検討した上で許可していた。
コースは決まっておらず、管制運用室を見学するかどうかはケースバイケース」と説明。ツイッターや個人での募集については「基本的にない」としたが、
実際には管制部が管制官が企画したツアーを許可していた。見学代表者が記入する見学申請は、管制官が自ら書いて提出。
本来は管制部長が許可する申請を総務課長が決裁していた。
管制官は「ツイッターで見学者を募ったのではなく、決めていた参加者に日時などの案内を連絡した。身元のはっきりした人だけを参加させた」と説明。
しかし、参加者の中にはこの管制官と別の30代の女性管制官の古い知人のほか、管制官がツイッターで知り合った人もおり、身元のはっきりしない人も含まれていたという。
つづき
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/07/28/kiji/K20110728001296060.html