「うさぎドロップ」監督の亀井幹太さんが語る作品の魅力
話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。
今回は、30歳の独身サラリーマンが、ひょんなことから女の子を育てることになる人気マンガが原作の「うさぎドロップ」です。
監督の亀井幹太さんに作品の魅力を語ってもらいました。
−−作品の概要と魅力は?
30歳独身の男・大吉が、じいさんの子供である6歳のりんという女の子を引き取って育てていくというお話。
子育てをしたことのない男が、子育てを通して経験と出会いを体感していく様子を描きます。
−−アニメにするときに心がけたことは?
原作から流れてくる楽しさ、あたたかさを損なわないように、また「動く」ことを利点と考えた、りんの子供としてのしぐさや表情変化も見せていくこと。
「間」を効果的に使用することで、視聴者にも同じ時の流れを感じてもらいたい。テーマを押し付けるのでなくゆっくりと何となく伝えていきたい。
−−作品を作るうえでうれしかったこと、逆に大変だったことは?
りんをはじめ、子供は全員子役を起用しています。演技や長時間の収録に耐えられるのかが心配でしたが、子供ながらプロとしての仕事ぶりに泣きそうです。
こちらからの指示に何度も挑戦して修正してくるなど、大人顔負け! 何より、リアルな子供たちのかわいさが嫌みなく画面に出ていると思います。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
子育てなどしたことのない大吉の奮闘ぶり、そして大吉を助けてくれる大勢の人たちとの交流。
小さいけれどしっかり者のりんとの生活。およそ大事件などもなく、刺激的な画面や話ではないけれど見終わって何か気持ちがゆったりとしていただければと思います。
りんの衣装もコロコロと着せ替え人形のように変わるのでそちらもお楽しみに! 子供ってかわいい!
http://mantan-web.jp/2011/07/23/20110722dog00m200029000c.html