集団食中毒があった焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の運営会社
「フーズ・フォーラス」(金沢市)が8日、解散した。
今後は清算手続きに入り、富山など4県にある全20店舗を売却して
被害者への補償費用を捻出する一方、債権者には債権放棄を求める方針。
同社関係者によると、8日午前に株主総会が開かれ、唯一の株主、
勘坂康弘社長が書面で解散を了承した。勘坂社長は退任し、清算人には
同社法務部長の大村安孝氏が就いた。11日に債権者説明会を開く予定。
同社の資産は計約7億円に上るが、負債はそれを上回る見通し。
同社は、食中毒発生後に全店舗の営業を自粛する中、預金口座を凍結されるなど
運転資金を調達できなくなり、営業再開を断念していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110708-OYT1T00863.htm