津波で校舎が大きな被害を受けて、隣の登米市に集団移転している宮城県南三陸町の小学校と中学校の子どもたちに秋田県の農家からさくらんぼが贈られました。
これは、秋田県湯沢市の果物農家のグループが、被災した子どもたちを励まそうと行ったものです。
南三陸町の戸倉小学校と戸倉中学校は津波で校舎が大きな被害を受けて使えなくなっていて、
グループは、子どもたちが集団で移転している登米市の廃校になった小学校に、5日朝、摘んだばかりのさくらんぼおよそ37キロを運び込みました。
そして、131人の小学生と中学生、全員分のさくらんぼを代表の子どもたちに手渡すと、子どもたちは、一斉に大きな歓声を上げて、早速、さくらんぼを味わっていました。
小学6年生の女の子は「甘酸っぱくておいしいです。持ち帰って家族にも食べさせたいです」と話していました。
果物農家の石成久義さんは「私たちができることはおいしい果物を贈ることだと思って、さくらんぼを届けました。
子どもたちの喜ぶ顔を見ることができて、とてもうれしかったです」と話していました。
グループでは、6日、南三陸町の避難所や仮設住宅で生活している人たちにもさくらんぼを届けることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110705/k10013992101000.html 薩摩示現流...