水とたばこ、4月の輸入量が過去最高に 震災、原発事故で急増
2011.5.30 19:20
東京税関は30日、4月の水と紙巻きたばこの輸入量が全国ベースで過去最高になったと発表した。
ともに東日本大震災や福島第1原発事故で品不足になり、海外からの輸入が拡大した。
震災が輸入品に大きな影響を与えたことが改めて浮き彫りになった。
東京税関によると、4月の水の輸入量は9万6132キロリットルで、前年同月の約2・3倍に達した。
福島第1原発事故の影響で、首都圏の一部で水道水から基準値を上回る放射性物質が検出された
ことをきっかけに、ミネラルウオーターは深刻な品不足が生じ、海外から輸入する動きが広がった。
金額ベースでも過去2位の38億800万円だった。
一方、紙巻きたばこは日本たばこ産業(JT)の工場が被災した影響で、店頭での品切れが続いた。
4月の輸入量は110億6500万本と前年同月から約1・4倍に増加した。
金額ベースでも554億2400万円となり、過去最高となった。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110530/fnc11053019210008-n1.htm