「特殊」ヘリの残骸を米に返還、ビンラディン容疑者殺害
イスラマバード(CNN) 米海軍特殊部隊による国際テロ組織アルカイダの最高指導者オサマ・ビンラディン容疑者殺害で、米上院外交委員会の
ジョン・ケリー委員長は19日までに、パキスタンが、同容疑者の殺害作戦で使われ、故障して墜落した米軍ヘリコプターの残がいを米国に返還することを約束したと述べた。
訪問先のパキスタン・イスラマバードで記者団に語った。米海軍特殊部隊SEALは墜落したヘリが飛行不能となった後、機体爆破を試みたが、
後部のローター部分などは破壊されずビンラディン容疑者の潜伏先の敷地内にそのまま残っていた。
パキスタン軍がこのローター部分などをトラックで持ち去っていたが、軍事問題専門家らは、ヘリは敵レーダーの探知を回避出来るステルス型とも指摘し、
軍事機密の漏出への懸念が米国内で強まっていた。米国の一部メディアは、中国がこのヘリ残骸の情報入手に躍起になっているとも伝えていた。
米軍単独によるビンラディン容疑者殺害作戦についてパキスタンは主権の侵害として強く反発し、同国議会はテロとの戦いで米国との協力関係見直しを求める決議も採択していた。
ケリー議員のパキスタン訪問は両国関係のわだかまりの修復を狙ったもので、同議員によるとパキスタン側はテロ対策で新たな措置を取ることに合意し、
共同作戦推進や情報共有で意見が一致した。また、協力関係を進展させるため米政府高官2人が近くパキスタン入りし、クリントン米国務長官も訪問を計画していると述べた。
米海軍特殊部隊による国際テロ組織アルカイダの最高指導者オサマ・ビンラディン容疑者殺害で、米上院外交委員会のジョン・ケリー委員長は19日までに、
パキスタンが、同容疑者の殺害作戦で使われ、故障して墜落した米軍ヘリコプターの残がいを米国に返還することを約束したと述べた。
動画あり
http://www.cnn.co.jp/world/30002803.html