翠星石「し、鹿って…本能の赴くままに不味いお煎餅すら食らいつくす獰猛なモンスターじゃないですか!
こ、ここあの鹿が居る公園だったですかー!?」
俺「気付いてなかったの?てっきりもう大丈夫になったもんで問題ないと…」
翠星石「だ、大丈夫じゃないですよ…!」
俺「そうだったの…一緒に来て翠星石の癒しにもなると思ったんだけど…。苦手なもんはしょうがないなー。
煎餅貸して。さっさとあげて、またどっか別のとこ行くか帰るかしようか」
翠星石「あ…ま、待つです!や、やっぱり大丈夫な気がしてきたです」
俺「ほんとかいな」
翠星石「ほんとですよ!こいつが大人しそうです。お、お煎餅あげるですからね。暴れるんじゃないですよ…。
ほ、ほれ!翠星石に感謝して貪りやがれですー!!」
鹿「むしゃむしゃ」
俺「おぉ!」
翠星石「おぉぉー!ど、どうですか!鹿にエサやるくらい翠星石には余裕ですよ!
よくよく見るとなかなかかわいいやつです。思えばピラミッドの頂点に立つ翠星石が恐れることなんてなかったですね。
さぁヤスヒロ!かわいい鹿とかわいい翠星石のツーショットで癒されるが良いですー!」
俺「ちょっと大丈夫になったらえらい変わり様だな」
翠星石「ヤスヒロも一緒にあげるです。こいつにもほれもう1枚…」
俺「あっちからも来たよ」
翠星石「また翠星石のお煎餅欲しいのが来たですか?まったく人気者は辛いで…。って!
な、なにスカートに噛み付いてるですか!?ちっこいお前もレースかじってんじゃねーですー!」
俺「なんだろ…。あ、さっき翠星石が俺に突撃してきたときにお煎餅砕けたんじゃないの?それが服に付いてて…」
翠星石「やっぱ獰猛なモンスターですこいつらー!」
だって。
スキンシップが過ぎて、鹿が苦手なのは克服出来なかったみたいだよ。
最初の鹿にお煎餅あげたときには翠星石の笑顔と鹿のツーショットで癒しシーンだったんだけどなあ。
翠星石がレースかじられてたときはこんな感じだったなあ。
http://blog-imgs-31.fc2.com/y/a/s/yasuhirokakkokari/110508-sika.jpg こんなに鹿に懐かれるのに、もったいないなあ翠星石。