5月4日みどりの日の朝。
翠星石「ヤスヒロー、今日みどりの日ですよ、どっか連れてけです」
俺「ん、いいよ。どっか行こうか。みどりの日なら緑が多いとこが良いよなあ。どこか良いとこあるかな?」
翠星石「こないだハイキングで行った山はどうです?てっぺん綺麗だったじゃないですか」
俺「そうだね、こないだの…。あ…翠星石の顔見てたらなんだか吊り橋の恐怖が甦って…」
翠星石「や、やっぱやめです!他のとこにするです!その逆の…そう癒し!癒しスポットないです!?」
俺「癒しか…癒しね…。う〜ん、俺にとって癒されるとこはひとつ浮かぶけど。緑も豊富だし」
翠星石「じ、じゃあそこにするです!」
俺「え?でも…」
翠星石「今度は翠星石の顔見ると癒されるようになるですよ!さーて準備準備です」
で現地に着いて
翠星石「あの木陰あたりが良いんじゃないですか?」
俺「良いね。でも翠星石ほんとにここ来て良かったの?」
翠星石「いーじゃないですか、ここ緑豊かで広いですしぃ。文句なしです。さーさーシート敷いてお弁当ですよ!」
俺「あー美味しかった。やっぱりこうのんびり過ごすのは癒されるねぇ」
翠星石「そうですねぇ緑に癒されて、癒し系の翠星石もいるですからねぇ」
俺「え?うんそうだね。さーて癒し本番行くかぁ。すぐ戻ってくるから翠星石ここで待っててね」
翠星石「え?」
俺「お待たせ〜。いっぱい買ってきたよ!」
翠星石「お煎餅ですか?ちょうど温かいお茶入れたとこでグッドタイミングですよ!」
俺「え?違うよ、何言ってるの」
翠星石「何って何がですか」
俺「何って何がって…あ、後ろ来たよ。はい翠星石お煎餅30枚あげる」
翠星石「こんなに食べられないですよ! って後ろ…?ぎゃーーーーー!!!き、巨大モンスターですううう!!!」
俺「え?」
翠星石「ヤスヒロ助けてですうううぅぅうう!!!」 ←俺に向かって突撃してくる翠星石
俺「ぅげふぅっ!な、何言ってんの、鹿だよ鹿。何度か来てるでしょ」