対アフリカが45%=初の海外援助白書−中国
中国政府は21日、対外援助の実態をまとめた初の白書を公表した。
2009年末までの累計援助額は2562億9000万元(約3兆2200億円)。
地域別では同年時点で、アフリカ向けが45.7%で最多、アジア向けは32.8%で次に多い。
アフリカをはじめ途上国への援助拡大で影響力を強める中国の外交姿勢を国際社会は警戒している。
白書で実績を明らかにすることで、透明度向上をアピールし、批判をかわす狙いもありそうだ。
白書は、最初の対外援助は1950年の北朝鮮とベトナムへの物資提供だと紹介。
中国の対外援助政策について、「援助相手国のニーズに適合させてきた」と強調している。
累計援助額の内訳は、無償援助1062億元、無利子借款765億元などだった。
(時事ドットコム 2011/04/21 21:45)
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