原発事故に関する宣伝責任へのお詫びと、東京電力及び国への公開提案の開示
Posted: 4月 15th, 2011
今回の福島第一原子力発電所の事故に関し、電力会社(中部電力)のCMに出演したものとして、また、電気事業連合会後援のラジオ番組に出演していたものとして、宣伝責任ある人間として、
まずはみなさまの原子力に対する重大な不安への理解、および配慮が足らなかったことについて、
そして、電力会社及び政府のエネルギー政策上のコンプライアンス課題を正しく認識できていなかったことについて、
心からお詫びを申し上げます。
真っ先に反省をさせていただきたいことは、みなさんにご不安、ご心配をおかけしている事に対するお詫びです。
私が、事故後のコメントにおいて、過去のデータや科学的根拠ばかりを強調したあまり、
多くの方々が感じている将来への不安や精神的なダメージやに対する配慮を欠くコメントをしてしまったこと、
また、不愉快と思われる発言を行ったことについて、重ねて深くお詫び申し上げます。
これまで、単なる事実としてのデータの積み上げだけではなく、その事故を受けたときに健康被害が出る可能性や、
風評被害が出る可能性、あるいは精神的なショック全体における心理的なダメージを十分に推し量ることができなかったと感じ、反省をしております。
人によって感受性の違いがある、なしではなく、「そう感じている人が多く、不安になっている」という事実こそが、過去データよりも重要であり、その点を十分に理解できておりませんでした。
今後の発言においては、心理面、及び将来リスクの点を十分に理解の上、コメントを行っていく所存です。
また、もう一つの強い反省は、政府及び電力会社が組織内に包含するコンプライアンスの課題を理解していなかったことです。
本来コンプライアンスとは、
(以下略)
http://real-japan.org/2011/04/15/421/