頑丈な手作り募金箱 「希望者に贈ります」
「活動の一翼になれば」。募金箱作りに取り組む橋本さん
東日本大震災の被災地を支援する募金活動が広がりを見せる中、手作りのさい銭箱を贈り続けている橋本寛治さん(69)=大分市市=が、募金箱作りに取り組んでいる。
活動の一翼になればと、募金箱は希望者に贈る。
震災発生後、これまでに6個を作製。このうち3個は近くの福祉施設に贈った。材料は、さい銭箱を作る際に余った木材などを活用。募金箱盗難の報道を受け「安心して支援の心を
集めてほしい」と、厚めの板を組み、ネジや金具で固定して頑丈に仕上げた。
橋本さんは、大分少年少女発明クラブ指導員を務めた経験や日曜大工で培った技術を生かし、2008年から手作りのさい銭箱を県内各地に寄贈している。
身近なスーパーや事業所でも頻繁に被災者支援の募金箱を目にするようになったが、大半がプラスチックや紙製だったことが気になり、募金箱作りを始めた。
材料に限りがあるため、これから作れるのは10個ほどという。「自分のできることで役に立ちたい。できるだけ大きさも要望に合わせる」と橋本さん。
問い合わせは橋本さんへ。
大分市 平和市民公園の 夜桜電飾を中止
大分市は、東日本大震災で関東、東北地方を中心に節電が求められていることを受け、毎年恒例だった平和市民公園の夜桜電飾を中止することを決めた。
夜桜電飾は、桜が咲く時季に3週間、花見を盛り上げようと実施。電球入りのちょうちん600個を980メートルにわたって桜の木に取り付けていた。
この他、節電対策として市施設のエレベーターホールや廊下などで部分消灯を強化。暖房は、温かい時間には運転を止める間欠運転を強化している。
市環境対策課は「公共交通機関や自転車を使うなどライフスタイルを見直し、省エネに取り組みませんか」と呼び掛けている。
大分市は23日、災害用に備蓄していた水(500ミリリットル)2千本やマスクなどの救援物資を福島県いわき市に送った。中核市災害相互応援協定に基づき要請があった。
大分市の日岡公園で4月3日に予定されていた第36回城東春まつりは、大震災に配慮し、中止となった。
ttp://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_130110320996.html 依頼89