富士山や箱根山などの地震活動活発化 「直ちに噴火には結びつかない」
火山噴火予知連絡会は22日、東日本大震災後に周辺で地震が活発化した
活火山の富士山と箱根山(神奈川、静岡)、焼岳(岐阜、長野)について
今後の活動見通しを検討したことを明らかにした。
「火山性微動や地殻変動はなく、直ちに噴火に結びつく兆候は認められない」としている。
気象庁によると、焼岳と箱根山付近では、大震災直後にマグニチュード(M)4級の地震が起こるなど地震が多発。
15日には富士山頂の南約4キロ、深さ約14キロでM6・4の地震があり、静岡県内で震度6強を観測した。
予知連の藤井敏嗣会長は記者会見で「地震直後に火山のいくつかが反応したのは事実。
M9・0で長さ500キロにわたり地殻が動いたので、火山活動を活発化させることも考えられる。
ただ地震は減少傾向にあり、今すぐ何かが起こることはない」と述べた。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110322/scn11032220100007-n1.htm