東海地震早まる見方も、M7級地震に今後も注意/神奈川
長野県北部に続き、静岡県東部でも最大震度6強の地震が起きた。いずれの地震も、観測史上最大のマグニチュード(M)9・0を記録した東日本大震災で、
地殻にたまっていたひずみのバランスが崩れたために発生したとみられる。多くの専門家が「当面は内陸部でM6〜7級も含めて地震が多発する」と指摘。
切迫している東海地震の発生が早まるとの見方も出ている。
東大地震研究所の古村孝志教授は「静岡や長野の地震は、震災の影響という点で同じタイプの地震。
少なくとも今後1カ月は、こうした地震が各地で起きる」と警戒。「震災で強い揺れに襲われた地域は、その後の地震や余震で建物が損傷したりする恐れが大きい」と注意を呼び掛ける。
「長野、静岡と(地殻の)弱いところから地震が起きている。神奈川16 件県西部や静岡県にかけては地殻構造が複雑なため、今後も地震が起こりうる」と指摘するのは、同研究所の佐藤比呂志教授。
「(22万人以上の死者を出した)スマトラ沖地震では、1年以上たってからも大きな余震が起きた」とし、今回の震災の影響は長期に及ぶとみている。(以下省略)
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