「党代表30年もやらない」=ポスト菅の動きに余裕にじます−首相
「(代表選に)どんどん若い方がチャレンジされるのは党が健全な証拠だ。大変頼もしい」。
4日の参院予算委員会で、「ポスト菅」が話題になり、菅直人首相はこう発言した。
首相は「私も20年も30年も党代表をやっているつもりはない。何らかの段階で次の代表選が行われるのは当然だ」とも強調、民主党内からは、長期政権への意欲の表れとの声が上がった。
ポスト菅をめぐっては、民主党の樽床伸二元国対委員長が首相が退陣して党代表選になった場合、出馬する意向を表明。
これについて、自民党の山本一太参院議員が感想を求めたことに、首相が答弁した。
首相は山本氏に対して、「いつの日にか首相を目指す気持ちはお分かりではないか」と水を向け、余裕をにじませた。
菅政権の弱体化が進む中で飛び出した首相発言。首相に批判的な民主党中堅議員は「裏を返せば、首相はすぐには辞めないということだ。長期政権への執念を感じた」と苦々しく語った。(2011/03/04-21:39)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011030400952