アサンジ氏は「独裁者」 ウィキリークスに告発本
【ベルリン共同】内部告発サイト「ウィキリークス」のスポークスマンをしていたダニエル・ドムシャイトベルク氏が10日、
ベルリンで記者会見し、サイト創設者のジュリアン・アサンジ容疑者=性犯罪容疑で逮捕後に保釈=が組織運営や寄付金の取り
扱いなどを「独裁者」のように決めていたと批判するとともに、自ら著した告発本の出版を発表した。
この本は「ウィキリークスの内幕」と題され、近く店頭に並ぶ予定。ウィキリークス側は法的措置を取るとみられ、元「同志」
との“泥仕合”に発展した。
昨年9月まで約2年半、スポークスマンを務めたドムシャイトベルク氏は同書で、インターネット上のやりとりを暴露。アサ
ンジ容疑者に対し「あなたは皇帝か、奴隷商人のように振る舞っている」と批判したところ、同容疑者から「忠誠心がない」と
即時の職務停止処分を通告された場面などを記した。
支援者から集めた寄付金の使途でもたびたび論争になったことを紹介。同容疑者が「何も説明しない」と指摘した上で、情報
公開を重視すべき組織の運営について「さまざまな点で透明性がない」と批判した。
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021101000311.html