『どすん』『ばきばき』 露天風呂の屋根が雪の重みで崩壊 逃げ惑う男女6人
露天風呂の屋根崩壊、入浴客2人けが 尾花沢の銀山温泉
尾花沢市銀山新畑の温泉旅館「瀧見館」(木戸健悦社長)で22日夜、露天風呂の屋根が落雪で崩壊し、
入浴客2人が打撲などの軽傷を負った。
尾花沢署によると、けがをしたのはいずれも宿泊客の神奈川県横浜市港北区、会社員阿部龍広さん(46)と、
東京都杉並区荻窪、無職寺林秀美さん(55)。
同日午後9時半ごろ、旅館1階の屋根の雪が、直下にある女性用露天風呂の木造屋根(縦横各3.6メートル)に落下し、
その重みで屋根の一部が崩れ落ちた。1階の屋根に積もった雪は約1メートルだった。
当時、女性露天風呂と板塀を挟んで隣接する男性露天風呂には男女各3人の計6人が入浴。
阿部さんは逃げる際に転倒し、寺林さんは屋根の一部などが当たり、それぞれけがをした。
阿部さんは「5分ほど温泉に入ってゆっくりしていると、『どすん』『ばきばき』という大きな音と、女性の悲鳴が聞こえた。
自分も危ないと思い、慌てて逃げたところ転倒した。雪が多いとは思ったが、まさか露天風呂の屋根が崩れるとは思わなかった」と話していた。
http://yamagata-np.jp/news/201101/23/kj_2011012300404.php http://yamagata-np.jp/news/201101/23/img_2011012300221.jpg