振興銀元社長らに懲役6カ月求刑 検査逃れ事件

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 日本振興銀行(破綻〈はたん〉)が金融庁の検査に際して不都合なメールを削除したとされる事件で、
銀行法違反(検査忌避)の罪に問われた元社長西野達也(55)、元専務執行役山口博之(49)、
同関本信洋(39)の3被告と法人としての同行の公判が19日、東京地裁(登石郁朗裁判長)であった。
検察側は論告で3人に懲役6カ月、同行に罰金1千万円を求刑した。弁護側は執行猶予を求め、結審した。
判決言い渡しは2月14日の予定。

 論告で検察側は、「自己保身、組織防衛を優先し、不適切な取引などを隠蔽(いんぺい)しようとしたもので、
極めて悪質」と指摘。一方、弁護側は、共犯として起訴されている元会長木村剛被告(48)の支配力が
絶対的だったと主張し、「木村被告の決定に逆らうことは不可能だった」と訴えた。

 論告などによると、西野被告らは検査直前の2009年6月と検査中の同年8月、
振興銀のサーバーに接続して計723件のメールを削除。9月にメールの欠落に気づいた検査官に、
事務担当者の人的ミスだと虚偽の説明をしたとされる。

http://www.asahi.com/national/update/0119/TKY201101190362.html

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